猫にも伝わる犬笛


犬笛

犬笛(いぬぶえ)とは、イヌやネコの訓練などに用いられるホイッスル(笛)の一種。

フランシス・ゴルトンが発明したことから、ゴールトン・ホイッスルとも呼ばれる。

犬笛は、犬の聴覚だけに届く高音(高周波音)が出る

犬の可聴周波数は、犬種によって違いがあるようですが、40Hzから60,000Hz(100,000Hzとも)といわれています。

ちなみに、人間の場合は、およそ20から20,000Hzです。

低音は人間の方が聞き取れますが、高音は犬の方がはるかに聞き分けられます。

犬と人間とを比較すると、特に高周波数への感受性は犬の方がはるかに高いので、犬笛を使用することで、周りの人間には気づかれることなく、犬笛で犬に的確な指示をだすことが可能になるのです。

犬笛の中には、発する音の周波数を任意の高さ(音高)に変更できるように、スライド式の調節機構が備わっているものもある。

しかしながらヒトに聞こえる音を出さないように調節すると遠くまで届かず、また障害物や高低差にも弱くなるので、実用になるのはヒトにも十分聞き取れる程度の周波数域である。

猫は犬の2倍以上の聴覚を持つ

周波数が500ヘルツくらいの低い音だと、人間も猫も犬もそれほど差がありませんが、高音だと、人間が一般的に聞こえる範囲は2万ヘルツまで、犬では4万ヘルツ、そして猫は10万ヘルツもの高音を聞き分けられます。

これはネズミが出す音と同じくらいで、猫の耳は、獲物であるネズミなどが出す高音をとらえやすいようにできているからです。(16万ヘルツ以上が超音波と呼ばれている)

20m先のネズミの足音がわかるといわれ、ネズミの声はもちろん、ネズミ同士の超音波による通信までキャッチできます。

だから、よほど熟睡している時以外は、玄関に人が来たのがいち早く分かるのも猫にとっては当たり前のことで、犬よりも先におしえてくれることはよくあります。

猫は男性よりも女性に懐きやすい

猫は一般的に男性より女性の方が好きといわれますが、これは猫にとって高い音に比べて、低い音を聞き分けるのは、やや苦手だからです。

女の人の高くて柔らかい声の方がよく聞こえるためです。

猫は両耳を別々に動かす事ができる

猫の耳の能力を支えているのが、音の聞こえる方向に向けて、自由に動く耳の構造です。

猫の耳は、27個もの筋肉からなっていて自由に動かせます。

音源を探して、気分を反映して、色々な方向を示し形を変えます。

耳を普通に立てているのは、気分の落ち着いている状態です。

耳の穴は前方のやや外側を向いています。

何かに注意を引かれた時は、耳をピンと立てます。

穴もまっすぐ前方に向けます。

少し寝かせている時は、不安や疑いを持っています。

欲求不満などでイライラしていると、耳を神経質にピクピクと動かす事もあります。

耳が後ろに倒れぴったりと頭についているは、恐怖や怒りの表れです。

猫の三半規管は人間の数倍優れている

猫は、高い所から落ちてもくるりと身をひるがえし無事着地できるのも、耳の奥にある三半規管のおかげです。

猫は、三半規管の性能が人間より数倍優れているので、落ち始めた瞬間に頭を回転させ、空中で体をひねる事を可能にしているのです。

生まれたばかりの子猫にもある能力です。

犬笛の使い方(1)「近くで強く鳴らさない」

犬笛の中には10,000Hzの周波数を出すものもあるようですが、犬のそばで使うと耳に負担がかかることが予想されるので、そのような犬笛は避けた方がよいといわれています。

犬笛の使い方(2)「学習させる事が大切」

ただその音を聞かせただけでは、それほど反応はないかもしれません。

その時の状況にもよりますね。

なぜなら、その音に意味づけを行うことによって、はじめて犬笛は意思疎通の道具となるのですから。

その音が聞こえたら、何か良いことが起こる、と犬に学習させることが大切です。

「良いこと」として、一番簡単で効果があるのは、なんといっても、おやつを与えることです。

通常のしつけと同じですね。

おやつは、ぜひ、大好物のものにしてあげてください。

慣れてきたら、おやつは与えなくても、心から褒めてあげることで、犬は満足するようになるかもしれません。

大切なのは、犬に、「犬笛の音が聞こえた時に飼い主のところへ行けば、良いことがある」と学習させることです。

犬笛にまつわる動画

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